ハリーウィンストン

江口さんから「ダイヤとアカデミー賞 女優と宝石商が紡ぐもう一つのレッドカーペット」のDVDを借りて、自宅で観賞しました。

ダイヤモンドジュエリーブランド「ハリーウィンストン」の歴史と、いかにして世界で最も有名なダイヤモンドジュエリーブランドになったのかを紹介する内容でした。

驚いたのは、ハリーウィンストンという一人の宝石商が、自分の才覚一つで、世界でナンバー1のダイヤモンドジュエラーに駆け上がった事実でした。

その足跡は・・・・まずはじめに、世界恐慌や、世界大戦など、時代の節目を狙って、よいジュエリーを、富豪から買取して、それらを宝石と台座に分けて、宝石をニューヨーク5番街の宝石商に卸販売して、財力を蓄えたようです。

そして、ある程度の資産ができたところで、今度は、直接、自ら顧客へそれらの宝石を販売し、世界中の有名な顧客を開拓していったようです。

さらに、それだけに留まらず、もっと多くの人に自社のダイヤモンドのすばらしさを知って欲しいと思い、その広告戦略として、ハリウッドのアカデミー女優に、自社のジュエリーを貸し出すという戦略を実行し、見事にその企てが成功した結果、世界ナンバーワンのダイヤモンドジュエラーとしての地位を築いたようです。


いや〜世界にはすごい人もいるもんですね。

何千万円、何億円という宝石、ジュエリーの売買をしている宝石商の存在を知ると、数十万円の宝石の仕入れでもドキドキする己の小ささを痛感させられます・・・。

しかし、一方で、金額の桁数は違えど、やっていることは同じようなことですし、ハリーウィンストン氏もはじめから数億円の取引をしていたわけではなく、おそらく数千円の取引から始まっているはずですから、自分達も、願えば、目指せば、たどり着けない場所でもないように感じました。

いつかはサザビーズやクリスティーズで話題に上がるような宝石、ジュエリーを扱えるように、日々、目利き力、胆力などに磨きをかけていきたいと思います。