金とプラチナ相場について

21日金曜日は、リーマンショック後の暴落を彷彿とさせるくらいに、金・プラチナの相場が下落しました。


特に、プラチナは、1日で500円/グラムを超える下げ幅となりました。


世界的な株安と、急激な円高によるものです。


株式が売られる場合、通常であれば、金などに資本が流れて、相場が上昇することも多いのですが、今回は、ほぼ全面安となりました。


いったいどこに資本が流れたのか、とても不思議です。


最近では、安全資産として金やプラチナの投資がブームになっていますが、金やプラチナも証券会社などを通じて、世界中で取引されている以上、今回のような突然の下落というリスクが当然ついてきます。


個人的には、金の投資は、お金を増やすことが目的というよりは、保全リスクヘッジの意味合いが強いと思っていますので、今回のような相場の下落があっても、逆に急激な上昇があっても、一喜一憂せずに、長期的な視野で、気楽に保持するものだと思います。


仮に、増やすことを目的にするのであれば、一度に大量の金を購入して、何年か寝かせておく必要があるのですが、お金がたくさんある人ならまだしも、普通に考えれば、他のもので運用したほうが、もっと効率がいいように思います。


一方で、プラチナの投資は、「投機」に近いところがあります。


それは、プラチナの売買総量が、金に比べて少なく、一部の投資家の思惑などの影響を受けやすいからです。


例えば、「プラチナ投資が今は絶対儲かりますよ!」と宣伝して、一般の投資家に買わせて、価格が上がったところで、宣伝していた人が、売り抜けるというようなことが不可能ではないと言われています。


また、プラチナはレアメタルとして、工業用の需要も多く、その分、世界経済の影響も受けやすい一面もあります。


なので、リスクヘッジを目的とする投資は、「金」のほうが断然おすすめです。


当店でも、金で作られた商品(ジュエリー)は、ある程度安心して、在庫として保有することができますが、プラチナ製品の重量が重いものは、あまり長い間、持ちたくないと思ってしまいます。


最近は、金やプラチナの高騰で、売却もブームですが、それほど緊急にお金が必要でないのであれば、金はそんなに急いで売る必要はないと思います。


プラチナは、ジュエリーとして、使う見込みがないのであれば、ある程度の相場で、売却も検討してみてもいいのかもしれません。


いずれにせよ、ご自分のもっている金やプラチナなどの製品の価値が現時点でどれくらいあるのを、知っておくことは、とても大切だと思います。


とりあえず査定だけでも試してみたいという方でも、お気軽にご相談ください。決して売り急かすことはいたしませんので、ご安心ください。


http://www.feelsogood.jp/2009/10/2009109-38bf.html


それでは、ごきげんよう